ロタウィルスは冬に乳幼児の間で流行します。
予防接種は受けた方が良いですが、気になるのは副作用と値段です。
予防接種の必要性と副作用、ワクチンの費用から助成金まで正しい知識をもってロタウィルスを予防しましょう。


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ロタウィルスとはどんなウィルス?


ロタウイルスは、レオウイルス科の一種のウイルスです。

2層のタンパク質の殻に覆われた2本鎖RNA (double-strand RNA) 構造のウイルスになります。

一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因としても知られており、
秋季から冬季にかけて乳幼児の間で流行します。

ロタウイルスに感染すると、胃腸炎をおこし下痢や嘔吐を引き起こします。

重症化した場合、脱水症状などで入院治療が必要になることもあるので注意が必要です。

保育園や大型スーパーなど、人ごみの多い環境での感染するケースが多く見受けられます。

アメリカ合衆国では年間50万人以上が主に下痢症状で受診している実績があります。、
特に小児は重篤な下痢を起こし易く、罹患患者の10%は入院しているという数値がでています。

地域差があると考えられていますが、
世界で毎年約70万人程度が亡くなっているとの推測されています。




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ロタウィルスの症状は?


ロタウィルスは秋季から冬季にかけて乳幼児間で流行します。

多くは白色の水様下痢を生じます。
白色便性下痢症と呼ばれることもありますが、必ずしも白色になるとは限りません。

激しい下痢のため脱水症状に陥りやすく、
感染した際はマメな水分補給が必要です。

症状が悪化し、水分を飲むことができないくらい症状が悪い場合は、
輸液により水分の補給を行う必要もあります。



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ロタウィルスを予防するには?


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ロタウィルスは主に、飲食の際に手に付着したウィルスを摂取してしまうことで感染してしまいます。

そのため、手洗い・充分な加熱などで予防をすることが大切です。

特に赤ちゃんは、おもちゃなど何でも口に入れてしまうので、
外に持ち出したおもちゃは必ず消毒するようにして下さい。

消毒には下記の次亜塩素酸系除菌スプレーが効果的です。
(ロタウィルスの消毒にはアルコール消毒は効きません。)





家族がロタウィルスに感染した際の注意点は?


感染者の看病の際の吐物・糞便の始末を行った際は、
適切な消毒を行うことが必要です。

他、同居人でロタウィルスの感染者が出た場合は、
「共用のタオルを使わない」「ドアのノブなどの接触」に注意し、
感染者が使用する生活用品は専用のものを用意することが望ましい。
(感染者が接触したものは消毒を行う、など)

上記でも記載しました、次亜塩素酸系除菌スプレーが効果的です。

ロタウィルスはノロウイルスほど感染力は強くはありませんが、
予防・消毒などの対策を講じる方が良いでしょう。



ロタウィルスのワクチン(予防接種)とは


ロタウイルス胃腸炎は以前「白色便性下痢症」と呼ばれ、赤ちゃんの嘔吐下痢症の代表格でした。

更に、ロタウイルス脳炎(脳症)という病気になり、神経系の後遺症を残すことも稀にあるので注意が必要です。

今までは有効な予防策はありませんでしたが、ロタウイルスワクチンの接種(内服)により、感染を予防できるようになります。

現在におきまして、日本では2種類のワクチンが発売されています。
1.ロタリックス内用液:平成23年6月にグラクソ・スミスクライン株式会社が製造承認を取得し、平成23年11月21日に発売されました。
2.ロタテック内服液:平成24年1月18日にMSD株式会社(旧万有製薬)が製造承認を取得し、平成24年7月20日に発売されました。

ロタウィルスのワクチンには、2種類のワクチンがあります。

これらのワクチンは、乳幼児のロタウイルス感染による胃腸炎を予防するためのワクチンで、赤ちゃん専用の内服するワクチンです。

一つ目の「ロタリックス」は生後6週~24週まで、
二つ目の「ロタテック」は生後6週~32週までの赤ちゃんに投与することができます。

どちらのワクチンも、初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています。

しかし、これらのワクチン投与は注意すべき副反応である腸重積症の発症を最小限にするためです。

尚、赤ちゃんは飲み薬を嫌がってはぎ出すのではないか?と思うかもしれませんが、
お医者様の話によれば、薬を吐き出す赤ちゃんの数はあまりいないそうです。



ロタウィルスのワクチン(予防接種)の必要性は?


まだ体力・免疫不足のない幼児は、ロタウィルス感染による胃腸炎での脱水症状で亡くなるケースもあります。

上記でも述べた通り、稀にですがロタウイルス脳炎(脳症)という病気になり、神経系の後遺症を残すこともあります。

・ロタウイルスによる胃腸炎の予防。
・ロタウイルスによる神経系の合併症の予防。


ご家族に乳幼児がおられる場合は、できれば予防接種を行うことを推奨します。



ロタウィルスの予防接種による副作用は


ロタウィルスのワクチン接種を受けた後に副反応が出ることが稀にあります。


症状としては、「ぐずり・下痢・咳・鼻水・嘔吐・食欲不振・発熱」などが見受けれられます。

また、初回接種から31日間の間、腸重積(ちょうじゅうせき)のリスクが増加する可能性があります。

腸重積になった子のほとんどが、初回接種後7日以内に症状が現れます。
(腸重積とは、腸が腸そのものに入っていってしまい、名前の通り腸が重なる病気)

ロタウイルスのワクチンを接種した後の1週間は、
赤ちゃんに変化がないか、特に注意して体調や様子を観察するようにしましょう。

ロタウイルスのワクチン(菌)は、1週間ほどかけて便から排出されます。

オムツを交換した際は、しっかりと手洗いをするようにして下さい。






ロタウィルスの予防接種の値段は?


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ロタウィルスのワクチン接種の値段は下記になります。

ロタリックス
接種開始時期:生後104日(14週と6日)までが望ましい
接種終了時期:生後168日(24週)
接種回数:2回
料金:1回 15,000円


ロタテック
接種開始時期:生後104日(14週と6日)までが望ましい
接種終了時期:生後224日(32週)
接種回数:3回
料金:1回 10,000円


料金は両方とも合計30,000円程となります。


ロタテックの方が回数が多いですが、接種終了時期が遅いのでスケジュールに余裕があります。
余裕を持ちたい人はロタテックがオススメです。

一方、ロタリックスは2回で済むので、早く終わらせたい人はロタリックスの方が良いでしょう。

(効果はほとんど同じです。親御さんのスケジュールやお子様の体調などを考慮してお選びください。)



ロタウィルスの予防接種には一部公費助成があることも


ロタワクチンの予防接種は30,000円という費用は少々高く感じますよね。

しかし、ロタウィルスの予防接種には自治体からの一部公費助成があります。

一例ですが、とある市ではロタワクチンの一部公費助成により、
2回接種のワクチンは3000円×2回
3回接種のワクチンは2000円×3回の補助が受けられたりします。
(助成額は、上限6000円)

一部公費成により、予防接種にかかる値段も少し抑えられますね。

何かモノ入りな育児にとって、6000円は助かります。

念のため、お住まいの自治体にて一部公費助成が無いか調べてみましょう。



終わりに


秋季・冬季にかけて流行するロタウィルス。

やはりウィルスに感染して苦しむお子様を見たくはないのが親心です。


もちろん、お子様が感染した際には、赤ちゃんをあやしつけたり嘔吐物・下痢の処理で大忙しです。

そうならない為にも、ロタウィルスの予防接種はできるだけ受けた方が良いでしょう。

愛するお子様のため、赤ちゃんをロタウィルスから守りましょう!

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