
10月4日放送のがっちりマンデー。クラブツーリズムが儲かる秘密は意外なアイデアでした。
旅行ビジネスの仕組みを知ってお得に旅行を楽しみましょう!
クラブツーリズムの秘密に迫ります。
コンテンツ
クラブツーリズムとは
クラブツーリズムは1980年に近畿日本ツーリストの渋谷営業所の一事業からスタートしました。

それが今では年間利用者400万人以上までに急成長!
何故、これほどまでにクラブツーリズムに人気があるのでしょうか?
クラブツーリズムの儲かるしくみ ~旅行通販~
実はクラブツーリズムは、初めて旅行通販を始めた会社になります。
旅行通販とは、旅行を新聞や雑誌といったメディアで売ることです。
その形式スタイルをクラブツーリズムが始めました。
今では当たり前となっている新聞内の旅行の広告。
これを初めて大手旅行会社で広告販売を始めたのがクラブツーリズムです。
(当時は近畿日本ツーリスト 渋谷営業所)

1980年当時はもちろんインターネットなど普及していなかったため、
旅行の申し込みは旅行会社へ出向く必要がありました。
それを電話一つで予約ができるため、
申し込みが殺到することに繋がったのですね。
やっぱり電話やインターネットで家から気軽に申し込みできるのが便利というのは
今も昔も変わらないですね。
クラブツーリズムの儲かるしくみ ~テーマ旅行~
テーマ旅行とは「城を巡る」「お寺を巡る」「ハイキングをする」
といったお客様の趣味趣向に合った旅行を作ることを指します。
つまり、クラブツーリズムのテーマ旅行とは、
「どこに行くか」ではなく、「何をするか」という点を中心に
旅行のテーマを決めているのです。

例えば、旅先で絵を描きたい人には
スケッチの旅を用意しています。

また、同じ趣味の人が集まるので
友達が増えることもあるとか。
趣味が同じだからすぐに仲良くなれるということですね。

友達が増えると、また旅行したくなる。
その結果、リピーターが増えることに繋がります。

つまり、「仲間+旅」で儲けるしくみという訳です。
ひょっとすると、テーマ旅行で知り合った男女が意気投合し付き合いだし、
結婚することで新婚旅行もクラブツーリズムで、なんてケースもあるかもしれませんね。
クラブツーリズムの儲かるしくみ ~セミナー・講座・レッスン~
旅行だけではなく、クラブツーリズムでは講座やレッスンなども開催しています。
例えば、鎌倉時代を学ぶ歴史講座。

他にも社交ダンスのレッスン講座まであります。

このような講座が年間でおよそ1500講座ほど開催しており、
お客さんは1万名ほど参加しているとのことです。
無料のものもあれば、1回あたり2000円の講座などもあり、
年間1万人の利用であればそのレッスン収入でもかなりの額になりますね。

レッスンを参加したお客さんに対し、
旅行情報誌「旅の友」をお届けすることで、
次の旅行に来てもらおうということですね。
ちなみに、この「旅の友」を配るのは
お客さん自身なのです。
「仲間」が「仲間」に配るというしくみになっています。
これをエコスタッフ制度といい、
1993年からスタートしました。

もちろん配達にはお給料が出ますので、
そのお給料でまた旅行ができます。
「旅の友」を届ける際には「仲間」とのコミュニケーションを取る機会にもなりますね。
更には、クラブツーリズムでは「旅の友」で添乗員を募集し、
旅行好きから高じて添乗員にまでなる方もいます。

つまり、クラブツーリズムの仕事を手伝うことで
仲間通しのつながりが深まります。
それによりまた旅行に行きたくなり、リピーターの獲得につながるのです。

まとめ
このように、クラブツーリズムの秘密は、
「仲間+旅」をテーマに人と人を結びつけることで、
リピーターを確保するという手法で儲かってるということになりますね。
旅行情報誌から添乗員を募集しているなんて
面白い手法だと思いました。
なかなかマネのできるスタイルではありませんが、
このような経営戦略で大成功を収めた例として
参考になるのではないでしょうか?
